風邪やインフルエンザのウイルスが中耳に達し炎症起こした状態が急性中耳炎。扁桃炎はのどの奥のリンパ組織の集合体に細菌やウイルスが付着しのどが痛んだり高熱がでたりする症状のことです。粘膜の健康を保つビタミンAや免役細胞の働きを強化したりウイルスの攻撃をしかけるビタミンCをとりましょう。Aはレバーうなぎ、ぎんだら、かぼちゃ、ニンジン、青菜Cはキウイ、いちご、などの果物や緑黄野菜やイモ類。
2010年10月アーカイブ
口の中の粘膜がウイルスに感染してできるのが口内炎。栄養のバランスが乱れていると繰り返しできてしまいます。粘膜細胞の再生を活発にするのがビタミンB2B6です。また腸内の状態が悪いことも口内炎ができる原因。善玉菌がへるとビタミンB2B6不足になってしまいます。日ごろから腸内環境を良好に保つよう食物繊維や乳酸菌などとるようにしましょう。
アレルギーの原因のひとつに脂質の構成成分である脂肪酸のアンバランス。DHAやEPAと植物油に含まれるリノール酸の比率がくずれてきています。普段青魚を食べる機会の少ない人はサプリメントの活用も有効です。また粘膜の強化にかかわるβカロテンや抗酸化力の強いビタミンC、Eもやくにたちます。
食卓にいつも同じ肉や魚を並べて食べ続けているとその食材がアレルゲンとなってアレルギーを誘発したり悪化させたりします。食生活は一つの食品を3日あけて食べる回転食。こうすると自然に多くの食品をとることになりアレルギーの危険を減らせます。暴飲暴食、不規則な食事、酸化した脂質、冷たいもの、熱いもの、砂糖や脂肪のとりすぎもアレルギーを悪化させます。
目がかゆくてぼろぼろ、鼻をかみすぎてかさかさ、そんな症状に心強い味方が肌のビタミンB2B&。細胞の再生を助けたり粘膜を保護しアレルギーを改善します。さば、さんまなどの青魚にはアレルギーの炎症を抑制したり血中の中性脂肪をへらして血液の循環をスムースにするDHAやEPAが豊富。鮮度の悪いものは酸化した脂肪がアレルギーの原因になることも。
アレルギー症状とかかわっている腸内免役システム。悪玉菌によって腸内環境が悪化すると分解消化しきれなかったたんぱく質が大腸にとどまり粘膜を刺激それを防ごうと免役システムが活性化します。なかには過剰に攻撃をはじめる免役細胞もありその反応が全身の粘膜に広がってアレルギー反応をしめします。この過剰反応を抑制するものが乳酸菌。別の免役細胞を活発にして過剰な反応するものを抑えます。
植物の花粉ダニの死がいほこりかびなどは人体にとって異物であるももの大した敵ではありません。くしゃみや鼻水涙などを利用して体内に侵入しないようにしています。ところが大気汚染や食生活の変化ストレスなどが原因でバランスがくずれたところ異物が大量にやってくるとリンパ球がむやみに突っ走り攻撃し大量のlgE抗体をつくり化学物質を放出させて過度のくしゃみやかゆみなどの症状をひきおこします。
予防策は基本的に手洗いうがい。手洗いは外出後だけでなく頻繁におこないましょう。アロマオイルのティートリ―、ペパーミント、ユーカリ、ラベンダーなど使ってみましょう。細胞毒性が弱く抗菌作用が強いです。混んでる通勤電車の中ではハンカチやマスクに少ししみこませておくのもいいでしょう。精油をうまく活用するには精油の分子が肺で取り込まれやすい大きさになるディフューザー(加湿器の機能のないもの)がいいです。
インフルエンザは潜伏期間が数日あります。この間にウイルスは膨大に増え1個入ると24時間後100万個になるといわれています。予防とかかってからはやいうちにケアすることがどれだけ重要かわかります。ウイルスが体に入ったその時はだれも意識できる人はいません。キラーT細胞がその働きを活性化するのに5日ぐらいそあいてB細胞による交代が産生されるのも同じくらい時間がかかります。その間NK細胞がウイルスを抑制しようとします。これが抑制できないときインフルエンザが発症します。
風邪やインフルエンザのウイルスはのどの粘膜に付着して炎症をおこします。粘膜の強化や保護はビタミンAでサプリメントで補給する場合体内で必要に応じてビタミンAに代わるβカロテンの利用がお勧め。過剰の心配もありません。これは抗酸化作用
酢に含まれる酢酸には疲労回復効果が高いです。さらにOー157の予防にも発揮します。酢のなかでもアミノ酸やミネラルが豊富な黒酢にしょうが汁とはちみつを加えお湯で割ってのめばのどの粘膜をうるおしながら殺菌ができます。またきんかんをさっと煮た甘煮と黒酢をあわせお湯でわればビタミンCの補給もできます。クロマメをいって黒酢に1~2日つけおきしのどが痛いとき食べることがおすすめ。クロマメにふくまれる大豆サポニンには喉の炎症を抑えるさようがあります。
熱があるとき食事が満足にとれません。そんな時口当たりのいいフルーツの寒天やゼリー、ヨーグルトにフルーツをまぜゼラチンで固めたものならビタミンCやたんぱく質が捕球できます。発熱時はバナナを凍らせて良質なたんぱく質を含むヨーグルトや牛乳とミキサーにかけスムージー風に。悪寒がするときは冷たいものは逆効果になることもあるので注意しましょう。
ニンジンかぼちゃなどカロテン類をとり粘膜を強化しましょう。殺菌作用のあるアリル化合物をふくんだにんにく、体を温めるさようがあるしょうがもプラス。豆腐を加えれば免役細胞の材料であるたんぱく質もカバーできます。
免役細胞を活性化しみずからウイルスと闘ってくれるビタミンC。いちごやキウイ柑橘類などのほか葉野菜ブロッコリーキャベツ赤ピーマンやイモ類に含まれ野菜スープやビタミン類を補うのがおすすめ。食べやすく消化しやすいだけでなく体温を上げて免役細胞を活性化したり発熱によって奪われがちな水分を補給。
偏食ダイエット:食事で栄養を摂取し体全体のパワーを高めて免疫力をアップ。たんぱく質やビタミン、ミネラルは免役細胞を作ったりシステムを正常な状態に保つために欠かせないもの。偏食やダイエットで低栄養になると免疫機能が低下。
肉食などで高脂肪高タンパクに偏って食事が続くと腸内に悪玉菌が増殖有害物質を発生したり粘膜を傷つけ病原体の侵入をまねきやすくします。
紫外線:皮ふの内部にまで届き細胞を傷つけて老化を招く紫外線。肌の老化が進むと細胞どうしに隙間があ
いたり乾燥しやすくなったりして皮ふのバリア機能が低下します。紫外線は体内にも過剰に活性酸素を発生させ細胞を癌化させるなど免疫力にとって大打撃。
UVケアを心がけましょう。
冷え:前免疫力は体温によって左右されるもの。37℃前後で活発に働くといわれ低体温だとパワーダウンします。風邪やインフルエンザのウイルスにとっては25℃前後が快適な環境。体を冷やすことは免疫力を低下させ病原体を勢いずかせます。熱があるときも安易に解熱剤に頼ると免疫力が落ちてきます。
ストレス:ストレスを継続的に受けていると自律神経のうちの交感神経にスイッチが入りっぱなしになり体内でノルアドレナリン、コルチゾールといいたストレス対抗ホルモンが分泌されます。これらのホルモンは血管を収縮させたり免役機能を低下させたり数を減らしたりと免役力をダウンさせる原因に。リラックスさせる副交感神経ばかり働いていると免役細胞が増えすぎ異物に対して過剰に攻撃をしかけアレルギー反応がおこりやすくなります。
睡眠不足:睡眠中全身の細胞から成長ホルモンが分泌され1日の活動の中傷ついた臓器や筋繊維を修復し皮ふや粘膜また免役細胞の新生を活発にします。睡眠時間が減れば成長ホルモンも不足し体の回復力が低下、免役細胞の数も減ってダウンし病気にかかりやすくなります。