低血圧を改善するには42度以上のお湯に10分ほどつかること。血圧が上昇し体内の新陳代謝が活発になります。朝のシャワーも効果的2~3分浴びることで心身ともにしゃきっとします。暑い季節は冷水がおすすめ。熱いシャワーと同様交感神経が刺激されるので同じ効果がえられます。ただし冷水をいきなりあびると毛穴がふさがり汚れを閉じ込めてしまうのでぬるい温度から徐々につめたくしていきましょう。寝る前はリラックスのためぬるいお風呂につかりましょう。低血圧の人は長湯のため貧血をおこしやすいので出るまえ洗面器のなかに水をいれ両手を浸すと予防できます。
ゆっくり時間かけてお湯につかると汗腺や毛穴から汚れが浮き出てきます。それから洗うのであれば泡立てた石鹸をつけた柔らかいスポンジか手のひらでこするだけで汚れはおちます。刺激の強いナイロンやブラシでこする必要はありません。毎日ごしごし摩擦を加えると摩擦黒皮症といって色素が沈着してしまうことがあります。ひざや鎖骨、ひじなど皮ふの薄い部分が黒ずんでいる場合強い力でこすりすぎないようにしましょう。皮ふはこすりすぎると速く老化します。ソフトタッチで洗うことが大切です。正しい入浴法で新陳代謝を高めていけば新しい角質層がどんどん作られるので肌はいきいきします。
お風呂で温まると皮ふの血管が拡張します。そうすると胃と腸の血管が収縮し胃腸が貧血状態になってしまいます。つまり食事をとってすぐ入浴すると消化不良をおこしてしまうことにつながるのです。温泉にいったら食後ちょっとお風呂としがちですが30分ぐらい休んでから入浴しましょう。湯あがりにコップ1杯のお水をとりましょう。1回の入浴で80mlの水分が体からうしなわれているので補給することが大切です。
半身浴のとき室温は22度以上に保っておきたいです。浴室暖房設備がない場合お湯をためるときシャワーをするなどして室温を上げておきましょう。体が濡れていると気化熱が奪われて寒くなるのでかけ湯のときも肩や腕を濡らさないように乾いたタオルを肩にかけてください。お湯の温度は冷めていくのでたし湯をしたり首までつかってあたたまりましょう。
血液は約1分間で体内を一巡します。温められた血液が体内を何回も循環し内臓に温熱効果を及ぼし効果がでます。そのため20分以上つかっていたいとすると39度前後のぬるめから適温でなければ我慢できないし水圧の影響がすくない半身浴が最適。42度の温度なら体の表面はあつくなるがつかっているのがせいぜい3分ぐらいで体の芯まであたためることはできません。湯温が40度を境に自律神経に及ぼす影響はかわってきます。高いと交感神経を刺激低いと副交感神経を刺激。リラックス目的なら39度前後です。
粘性:空気中と違い粘性のある水の中にいることで体は適度な抵抗を受けると同時に安定感を得ることができます。これをいかしたのが水中エアロビクスや水中ウオーキング。水の中で素早く手足を動かすことはダンベル運動と同じくらいトレーニングになります。お風呂で疲れが取れると感じるのは単にさっぱりするだけでなく疲れの原因物質が体外に排出されるからです。
圧力:深めの浴槽に首までつかると全身に水圧がかかりウエすとで3~5センチふくらはぎで1~2センチ縮んだ状態になります。水圧の影響は皮下の血管に及ぶので血液やリンパ液の流れを促進しむくみをとることにつながります。しかし心臓に負担がかかり肺の容積も減るため時間がたつと息が苦しく動機がしてきます。浮力:首までつかると体重はおおよそ10分の1になり重力からの解放を感じます。この浮遊感はストレス解消につながります。
1日の汚れを落としたり気分をリフレッシュできるバスタイムはかけがえのない時間です。疲れをとるには浴槽にお湯をためて使うことが前提でシャワーだけだと効能が低いです。温度、圧力、浮力、粘性、でこれらの作用を上手に利用すれば体によい影響を与えます。温度は39度+-1度熱いと感じる温度はほぼ42度以上です。39度前後のおゆだと20~30分じっくり体の内部まで温まることができます。
クモ膜下出血:脳を包むクモ膜と脳表面の間に出血するものです。頭蓋内の脳の下などにある太い動脈にできる」脳動脈瘤の破裂がくも膜下出血の原因の85%をしめます。原因ははっきりしませんが蛇行したり分岐した血管の壁に血流があたりそこの血管壁に弱い部分があると徐々に膨らむと考えられています。血圧が高いと膨らみやすいので高血圧には気をつけましょう。
脳出血:高血圧が続くことにより脳内の細い動脈が徐々に弱くなりその壁が破れて脳のなかに出血するもので脳血管疾患全体の20%しめます。子どものころから家庭で塩味の強い食事になれると大人になってからも塩分が多い食事でないとおいしく感じれなくなってしまい結果塩分とりすぎで血圧が高くなります。無症状で続くと脳出血として発症することもあります。子どものころから塩分控えめの習慣をお母さん方はつけていきましょう。
脳の重さは出生時でおよそ335gから1年後950gほどに増加し6歳までに1350gになり大人の脳重量の90%に達し体よりも発達が速く進みます。大人では脳重量は体重の2%にすぎませんが脳に流れる血流量は心臓から排出される血流量の15%にたっします。また体が取り入れる酸素の20%が脳で消費されます。脳は血流量も酸素も他の臓器に比べ多く必要とするので血流不足と酸素不足に弱いのです。
脳の血管が狭くなったりつまるなどして血流が悪くなったり出血することによって脳の一部が障害を負った状態のことをいいます。一般的に脳卒中ともいわれます。このうち脳血管の虚血によっておこるのを脳梗塞といい出血によっておこるのを脳出血といいます。脳血管疾患は病気がおこる場所は脳ですが原因はあくまで血管の病気です。子どものころから不適切な食生活による生活習慣病やメタボリック症候群が関与しています。
原因はプラークです。プラークは細菌の集団で歯に強く付着しています。歯の表面に付着したプラークは虫歯の原因、歯と歯肉の境目に付着したのは歯周病の原因となりやすいです。プラークの形成は歯の表面のペリクルという膜に細菌が付着するとデキストランという多糖類を作ります。この多糖類はちょうど糊の役目をするためプラークが歯に付着しやすくなります。したがって予防を考えるなら糖質を多く含む食物の摂取を減らしたり摂取回数を減らすことが重要です。