歯周病のかかっている歯にブラキシズムの大きな力が加わると急速な歯肉や骨の状況が悪くなります。ほっておくと骨がどんどんなくなり最後は歯を抜かざるをえなくなります。また歯周組織だけでなく顎のかんせつや顔の筋肉にも影響をあたえ頭痛や肩こり、顎関節症、あごのずれ、などがあらわれやすくなってきます。
はぎしりは睡眠中に歯をぎりぎりこすり合わせ自覚することなく周囲の人に知らされてはじめて気がつきます。噛みしめは1日のなかで無意識のうちに歯を食いしばってしまうものです。ブラキシズムは歯、歯肉、歯槽骨、とその周囲の組織に影響や弊害をおよぼします。咬む力は70キロを超えるとても大きなちからです。その大きな力が持続的に歯や周囲の骨に加わるため硬いものを食べるときのように一瞬にだけ強い力がかかるよりも影響力が大きいです。
BMIが25以上で肥満によって膝や腰に痛みが起こってる場合まず5キロの減量をめざしましょう。体重を5キロ減らすkじょとで膝の痛み」の程度が30~60%軽減されます。まず膝や腰に痛みがある人は食生活の改善をして体重をへらしていきましょう。野菜を増やす、甘いものは控える、油ものも控える、など工夫していきましょう。それが終わったら軽い運動から始めてみましょう。水中運動や自転車こぎなどで負担軽減していきましょう。
食材選びでは脂肪は高エネルギーで同じ重量の炭水化物やタンパク質の2倍以上のエネルギーがあります。牛肉、豚肉ではひれやももなどの赤身、鶏肉ならささみや胸肉をえらびましょう。硬い肉は切ったキウイやパイナップルを肉の上に10~20分おくと柔らかくなります。油を多く使う炒め物や揚げ物は控え蒸す、焼く、ゆでる、煮るなどの調理にしましょう。肉を焼くときフッ素樹脂加工のフライパンを使ったり肉からでる脂をペーパータオルで吸い取っていきましょう。
基本的に食べ過ぎない。炭水化物、たんぱく質、脂質のどれか1つだけ減らせばよいということではなく1日の摂取エネルギーを超えないように栄養のバランスをとりながらやせていきましょう。食べるときの工夫として野菜や汁ものを食べてから肉や魚を食べる。料理は1人分の小皿に取り分ける。1口ごとにはしや茶碗を置くといった工夫がいいです。1カ月で1キロ減量するには1日240kCal減らすこと。1色80kCalへらせばいいことになります。ご飯お茶碗3分の1食パンなら6枚切りで1枚の半分。
食べ過ぎは摂取エネルギーが過剰になるので肥満を招きます。プリン体を多く含む食材をさけても食べる量が多いと総合的にプリン体の摂取が増えてしまいます。食べ過ぎをやめることで肥満の解消につながり糖尿病や動脈硬化の予防になります。おさけの飲みすぎは尿酸値を上げる作用があります。アルコールの分解にはプリン体が使われプリン体が分解されたあと尿酸が残ります。アルコールの量が多いほど尿酸も増えます。さらにアルコールを分解するとき乳酸ができ尿酸の排出を低下させます。ビールを控えて焼酎であればいいというわけではありません
あんぱん1個には320kCalのエネルギー量があります。運動だけで消費しようとするとウオーキングなら80分軽いジョギングなら40分サイクリングなら60分水泳なら30分必要になってきます。運動だけで体重を減らすのは途中で挫折してリバウンドしてしまう可能性があります。食生活の改善との組み合わせしていきましょう。1日30~40分の運動を週に3~4回行う必要があります。いきなり走ったり強度な運動をすると膝に痛みをかんじるようになります。あおむけになり片方の脚をのばしたままかかとを10センチ程度あげ5秒せいししておろす脚上げ運動、横向きに寝て上側の脚を伸ばしたまま10センチ程度あげ5秒間静止しておろす横上げ運動、床に座り太ももの間にはさんだボールを押しつぶすように太ももに力をいれ5秒たったら力を緩めるボール運動などから始めてください。
インプラントのケア:デンタルフロスや歯間ブラシを使っておこないます。人工歯根は実際の根の部分が細いので隙間が大きくなり細菌が繁殖しやすくなります。また長い間周辺の歯のバランスが崩れることがあります。デンタルフロスは両手の中指に巻きつけ親指と人差し指で3~4センチの長さに持つ。インプラントと自分の歯」の間にフロスを入れ下からかきあげるようにします。片側を2~3回ずつします。
入れ歯やインプラントに使う人工の歯には色々な素材が使われています。レジン(プラスチック)は最も多く使われている素材です。柔らかいので調整はしやすいのですがすり減りやすい欠点があります。柔らかいので水分の吸収で変色したり臭いがつきやすいです。毎食後の洗浄は欠かせません。硬質レジンはレジンとセラミックの優れた点をあわせもった素材です。レジンより硬くセラミックより調整がしやすいので多く使われています。セラミックは硬くすり減りにくいのですが調整が難しいとされています。調整しないまま長年使っていくとひびが入ったり割れたりするケースもあります。歯ぎしりする人には注意をもって取扱しなければいけません。
総入れ歯の手入れは入れ歯専用の歯ブラシを使ってあまり強くごしごしこすらないように洗浄してください。強いと傷がつきその傷に着色や汚れがこびりついてとりにくくなってしまいます。夜ははずして洗浄液につけておくと着色や汚れは落ちてきれいになります。柔らかい歯ブラシではぐきもみがいておきましょう。使い慣れてくると触りたくないと思いがちですが咬んだと気はぐきや顎に痛みがでたらチェックしてもらいましょう。あと口元にしわがでてきたら咬み合わせをチェックしてもらいましょう。長年いれていると人工の歯もすりへって咬み合わせが低くなってきます。
入れ歯は人工ですので自分の歯より汚れやすくきれいにしないと健康な歯やはぐきにも悪影響をおよぼします。部分入れ歯はばねがかかる部分がむし歯になったり歯周病になったりしやすいので調整と自分のケアが必要になります。骨も生理的に吸収して入れ歯とあわなくなり入れ歯の下に食物が入りやすくなったり入れ歯が動いてばねをかけている歯を揺さぶりぐらぐらしたりするケースもでてきます。唾液もすくなくなるので食後入れ歯をはずしてよく洗い一緒に歯も磨いてください。入れ歯をいれたら歯医者さんは終わりではなくこまめなチェックが必要で長いお付き合いがはじまります。歯ができるだけ残せるよう歯医者さんにいって入れ歯をチェックしてもらいましょう。
インプラントのメリットは義歯と違い装着感が歯があったときと同様になります。咬む力も強くなります。審美性もよくなります。ブリッジと違い歯を削る必要性はありません。デメリットは永久的なものではありません。材料の費用が高く患者さんへの費用も高くなります。骨そしょう症のある人、骨量が低いひとは難しくなります。また骨とインプラントがつきにくくなります。メンテナンスは必ずおこなってください。まわりの歯茎が炎症おこさないようブラッシングもじかんをかけておこないましょう。
入れ歯:金属の入れ歯はプラスチックより薄くて丈夫。入れているときの違和感が少なく熱が伝わりやすいので温かいものを感じやすくなります。最近針金のついていないノンクラスプ義歯や入れ歯の遊びを少なくする方法の入れ歯とか磁石を使った入れ歯やインプラントの上に入れ歯を入れる方法とかいろいろ材質や方法が新しく取り入れられてきています。しかしこういうやり方は健康保険が適用されないので各歯科医院の先生とご相談ください。違和感や審美性にすぐれています。
歯を失った後そのままにしておくと歯並びが変わってきたり食べ物がきちんと噛めないで残っている歯がむし歯や歯周病になるなど悪影響を及ぼします。ブリッジ:主に失った歯の両脇の歯を削り削った歯も含めて人口の歯冠をかぶせ固定します。取り外しはしません。部分入れ歯:失った歯の本数に関係なく部分的に歯が失われた場合に使われます。取り外し可能。総入れ歯:歯をすべて失った場合に使われる入れ歯で取り外し式です。インプラント:金属で作った人工歯根を失った歯のあった場所の顎の骨の中に埋め込み人口の冠をつけます。