総義歯
入れ歯はただ噛む為だけに存在するのではありません。姿勢の制御、筋肉の維持、にも必要です。
せっかく入れたのに右噛みの癖で顎がまがったとか、いつももぐもぐ顎を動かしどこで噛んでいいかわからなくなってしまっている方とか多いですね。
上下の歯がしっかりかみあうことでその情報が脳につたえられます。あっていない義歯をいれておくと筋の機能障害咀嚼障害等おこしてきます。
一般医科ではリハビリテーションという言葉がありますが、義歯でも正常な顎の位置と筋肉のバランスをもどすため何ヶ月か使う場合もあります。その場合フリーバランスをとるため、どこでも噛める義歯を使い下顎が正常な位置に戻るまでまちます。
藤原歯科ではよく噛め顎が安定できるように頑張っております。
部分入れ歯
部分入れ歯による治療の対象となるのはブリッジでは対応できない場合であり、最近はインプラント治療が選択されることが多くなってきていますが、できない症例もあり患者さんに抵抗なく入れ歯をいれていただけるような設計をしています。
入れ歯が厚い、舌感が悪い、バネが見えるのが嫌、食事しても美味しくない・・・
等患者さんの意向はたくさんあります。
保険でもできるだけ満たすよう努力はしておりますが、保険外の磁性アタッチメントを使ってバネを使わないで作る方法等できるだけ安く提供させています。
それはどんな歯でも歯が残っていれば総入れ歯よりおいしく食べられるからです。
コーヌス義歯
残っている歯に冠をかぶせ、部分入れ歯につなげた冠をその上から2重にかぶせて、摩擦力を利用して入れ歯が落ちないよう工夫しています。いわゆるのりの缶やお茶の缶を開ける時の抵抗感があるような義歯です。歯に負担がかかりますが義歯はしっかりはいります。
磁性アタッチメント
入れ歯に磁石を埋め込み、金具が無く、見た目、機能性快適性手入れにすぐれています。
残っている歯のブラッシングには十分指導しないと汚れやすくなります。
バネをがみえない義歯(ミリングタイプ)
残っている歯をかぶせその冠に義歯が落ちないよう溝をほっていきます。
マグネット義歯を外したところ
マグネット義歯を装着したところ
その他相談によりいろいろなタイプをきめられます。
プラークのつきやすいところはどこ?
自浄作用の行き届かない歯と歯の間や歯ぐきと歯の境から形成されます。
プラークコントロールをしにくくする因子歯頚部う蝕、過剰充填、冠の不適合,歯石、祖造歯根面露出、PMTC