体は水をほしがっている
(2011年11月11日)
高齢者が脱水しやすい理由は血管の老化、血液量の減少です。血液は血管がたえず収縮と拡張を繰り返すことで心臓のポンプ機能を助けています。歳をとって血管が老化すると血管自体硬くなるのでこの収縮と拡張が十分にできなくなってしまします。その結果心臓に負担がかかるとともに1回の拍動でおくりだせる血液の量が減ってしまうのです。ただでさえ血流が悪くなるのに加え高齢者は食事の量の減少や保水力の低下によって血液量そのものも減少する傾向にあります。このような状態で脱水が起きれば体はすぐ危険な状況になってしまいます。