コラム

歯周病

(2012年05月28日)

糖尿病は血糖値(血液のブドウ糖の濃度)は膵臓から分泌されるインスリンというホルモンの働きによってコントロールされてます。日本人90%を占め生活習慣病が誘引で起こる2型糖尿病ではインスリンの分泌能力の低下とインスリンが効果を現しにくい状態が重なって発症します。これまで1型糖尿病(インスリンを分泌できないタイプ)は歯周病の危険因子とされてきましたが2型糖尿病のひとの歯周病発症率も糖尿病でない人の2.6倍とわかってきました。糖尿病になると感染症にたいする抵抗力が低くなるため歯周病も改善しにくくなります。歯周病があるとインスリン抵抗性が上がり糖尿病が改善しにくくなります。